どもりに悩んでいる人の大半が、その症状を改善したい、
コントロールしたいと考えていると思います。
吃音の矯正に取り組むのであれば、
まずは気持ちを落ち着けて体の緊張を解くことが大切です。
どもり症の人の多くは、自分に自信が持てないため、
呼吸が浅くなったり姿勢も悪くなったりしがちです。
そこで有効なのが、腹式呼吸をすることです。
お腹を出したり引っ込めたりして呼吸する腹式呼吸を行うことで、
背中が自然と真っ直ぐになり、胸を張れるために深い呼吸が出来るようになります。
またこの際、「どもりなど気にならない」「どもりは悪いことじゃない」など、
ネガティブイメージを払拭するような自己暗示をかけるのがおすすめです。
ゆっくりと時間をかけて、イメージトレーニングするのも良いですね。
また、ストレッチも効果的です。
どもり症の人は緊張のために身体が硬くなっている場合が多いので、
ゆっくりとストレッチを行って体をほぐしてやりましょう。
その際、忘れずに腹式呼吸を取り入れて行って下さい。これはダイエット効果も期待できる運動です。
腹式呼吸を行いながらの朗読法も効果的です。
どもりの人は息継ぎなしに最後まで一気に話してしまう傾向がありますが、
あえてゆっくりと話をすることで、どもりを矯正していく方法です。
始めは、自分が朗読している声を録音しながら行ってみましょう。
また、最初から長文を読むのではなく、子供向けの絵本など文字数の少ないものからスタートするのがおすすめです。
吃音の矯正には時間がかかるものです。
なかなか効果が出ないから、と言って途中で諦めてしまうことのないように、
無理せずじっくりと取り組んでいきましょう。